- キエーロやってみたいけど、虫が気になる…
- 臭いは?近所迷惑にならない?
コンポストの一種である、キエーロ。
「生ごみが魔法のように消える」と聞いて、やってみたい人も多いのではないでしょうか?
ただそこで心配になるのが、虫や臭いの問題。
この記事では、キエーロを2年ほど使ってわかった成功のコツと失敗ポイントを正直にお伝えします。
キエーロを始める際の参考になりますように。
キエーロを快適に続けるコツ6選【虫・臭いを防ぐポイント】

キエーロを2年続けて感じた、「快適に続けるためのコツ」を6選紹介します。
- 表面をしっかり乾燥させると臭わない!
- 生ごみは少しずつ入れると虫対策になる
- 自分の家のスペースに合わせて作る
- ごみの減りが目に見えてモチベーションに
- 子どもと一緒に混ぜることで楽しく習慣化
- 分解を助ける!お助けアイテムも試してみよう
表面をしっかり乾燥させると臭わない!
キエーロを成功させる唯一のコツと言っても過言ではないのは、乾いた土を被せること。
キエーロは土を掘ったところに生ごみを入れ、上から乾燥した土を被せます。
しかしこの被せが甘かったり、生ごみが多すぎて分解が間に合わなかったりすると、臭いの原因に…。
ごみの水分も、ある程度切ってから入れるなどして、工夫しましょう。
ちなみに土の状態としては、表面は乾いていても中はほんのり湿っているくらいがちょうどいいバランス。
天気や設置場所に応じて、ふたを開ける・閉める、また必要に応じて米ぬかやとぎ汁などを加えて水分調整することが大切です。
生ごみは少しずつ入れるのが虫対策になる
一度に大量に生ごみを入れたり、毎日生ごみを入れ続けると、生ごみの分解が追い付かなくなってしまいます。
結果、虫を引き寄せることに。
おおむね、夏場は2,3日、冬場は1~2週間ほど分解に必要です。
土の分解状況を見ながら、生ごみを投入するかどうか決めると虫対策になります。
自分の家のスペースに合わせて作る

ベランダや庭など、自分の家のスペースに合わせて容器を決めるのも大切です。
我が家は以前大きなリンゴ箱をベランダに置いてキエーロにしていました。
しかし引越しの話が出てからは、動かせるように持てるサイズのプランター2,3個に切り替えました。
プランターを雨のかからない場所に置くだけでも、立派なキエーロとして活躍してくれましたよ。
ごみの減りが目に見えてモチベーションに
我が家は生ごみをキエーロに投入し始めてから、「燃えるごみ」を出す頻度が夏場でも週2→週1に減りました!
また、ゴミ袋も45Lから15~30Lに。(子どもの紙おむつがなければもっと少ないです!)
夏場でもゴミ箱が臭わず、家に発生する虫の心配がないのは何よりのモチベーションになりました!
子どもと一緒に混ぜることで楽しく習慣化

我が家ではごみを捨てる時、「土に還そう」と子どもを誘っていました。
子どもは土を触るのがだいすき!
喜んでスコップで掘り、ゴミを入れてくれていました。環境のためだけでなく、子どもにとってもいい教育になっていることが更なるモチベーションに繋がりました。
分解を助ける!お助けアイテムも試してみよう
毎日使っていると「もう少し分解が早く進まないかな?」と感じることもありますよね。そんなときに役立つ、自然なアイテムや工夫をいくつかご紹介します。
- 米のとぎ汁:乳酸菌の力で微生物を活性化。冬場の分解サポートに◎
- 米ぬか:発酵を助け、におい対策にも効果あり
- おから:湿気を調整しつつ発酵を促すサポート役
- 落ち葉・枯れ草(細かくしたもの):炭素分を加えることで分解バランスを整える
- 木炭・竹炭:湿気対策&消臭に便利。密閉気味な環境におすすめ
私は冬場土が乾燥しすぎていると感じる時などに、米のとぎ汁や米ぬかを使っていました。無理のない範囲で取り入れるのがいちばんだと思います。
キエーロの失敗談|虫・臭いで困ったことと対策

手入れがカンタンなキエーロですが、少しのミスで失敗することも…。以下では、キエーロを2年続けて私が経験した失敗談と対策を紹介します。
- 夏場の虫対策が甘く、コバエが大量発生した
- 冬場は分解が進みにくく、臭いの原因になった
夏場の虫対策が甘く、コバエが大量発生した
夏場は分解が進む時期。
毎日生ごみを投入し続けた結果、分解が追い付かずコバエを大量発生させてしまいました…。
虫を大量発生させないためには、分解度を見ながら生ごみを投入するようにしましょう。
土の表面に生ごみが出てしまうほど入れると、虫が発生してしまう可能性大です。
なお、大量発生する前であれば以下の方法で虫を駆除できます。
- ハッカ油を土に数滴垂らす
- 熱湯を回しかける
冬場は分解が進みにくく、臭いの原因になった

冬場は場所にもよりますがキエーロ内の温度が下がるため、分解に1-2週間以上かかります。
となると、困るのが生ごみの行方。
かといって分解していない状態で入れてしまうと、嫌な臭いが発生してしまうため、冬場は投入するペースを下げましょう。
冬場はキエーロの数を増やしたり、以下のような方法で分解を助けてあげるといいです。
- 日当たりのいい場所に置く
- 黒布などをかける
- 米ぬかやとぎ汁を加えて発効促進をする
- 発酵促進剤を使う
まとめ:キエーロは失敗してもOK|ゆるく続けるのがいちばんのコツ

我が家では引越し以降、まだ再開できておらずキエーロはお休み中です。
大きいキエーロを用意するとなるともう少し時間が要りそうなので、小さいプランターからまた再開しようかと考えています。
シーズンに合わせて、いちばんやりやすい方法でできるのがキエーロのいいところ。
これから始める人にも、「失敗しても大丈夫!楽しみながらやってみて!」と伝えたいです。